代表的な不眠の症状
入眠障害 | 寝つきが悪く、30分以上経っても眠れない。 |
中途覚醒 | 途中で目が覚めて、なかなか寝付けない。 |
早期覚醒 | 朝早く目が覚めてしまう。 |
熟眠性欠如 | ぐっすり眠った気がしない。 |
睡眠不良の背景とは?
「眠れない」というのは本当につらい、と感じます。このサイトを運営する管理人の私も、長い間不眠に悩まされ、色々な事を試しました。
不眠の原因は、医学的には心理的、身体的、精神医学的、薬理学的、生理学的要因と、5つに分けられるそうですが、ここでは更年期の女性にターゲットをあて、内的要因と外的要因に絞って解説してみたいと思います。
更年期によるもの
まず、更年期になるとホルモンバランスが乱れ、交感神経と副交感神経の動きが乱れることがあります。
一般に男女ともに加齢に伴い不眠は高頻度となっていきますが、特に閉経後の女性は顕著なようです。
日本でも全国的な実態調査で、睡眠に関する問題を抱える人は50歳以降の女性でより多かったという報告があります。
しかし、更年期における不眠にはもう一つ大きな要因があります。
それは、「女性ホルモンの減少によるストレス耐性の低下」が関係しているとされています。
女性ホルモンには心身のストレスに対する抵抗力を高めるという働きがあるのですが、更年期になって女性ホルモンが減少するとその機能が低下するため、不眠に対する不満が起きやすくなるのです。
つまり、更年期における不眠は主に、ホルモンバランスの乱れ(外的要因)、ストレス耐性の低下(内的要因)という2種類の要因によって引き起こされる、と言われています。
12の指針
厚生労働省が示した「健康づくりのための睡眠指針2014」によると、次の12の指針が掲げられています。
1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を
いわゆる「睡眠サプリ」は、特に休息やリラックスを促すことに重きを置いたものがほとんどです。
あなたの不眠タイプが更年期による影響ではなく、代表的な不眠の症状で述べた4つの類型のどれかにあてはまるなら、それによってサプリメントを選ぶか、医師の診察を受けるかといった次の行動に移れるかも知れません。いずれにせよ、「眠れない」という状況は様々なカラダの変調を誘引して、放置しておくのは非常に危険です。管理人の私も長い間不眠に悩まされ、色んな病気を誘発してしまいました。カラダの疲れが取れず、ストレスを抱え・・というふうに、どんどん眠れなくなっていったのです。そうした経験から、同じような悩みを持つ人に何か役立つ情報をお届けだきたら、と考えて、このサイトを作りました。